シロアリにしか効果がないとの事でしたが今、お願いしているところはガントナーmと言う薬を使っているみたいなのですが御社で使われている薬と違いってありますか?

ご返信しましたメール本文を、
個人情報等は修正し、ほぼ原文に近い形で掲載しております。

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個人情報等は修正し、ほぼ原文に近い形で掲載しております。
- 当社からの回答 -
今回、当社の防除施工士(作業担当者)による見解も含め長文となってしまいますが、
ひとつずつご回答させていただきたいと思います。
■ガントナーMCとアルトリセットの違い■
ガントナーMCでしたら、
有効成分は「クロチアニジン」となり
薬剤の系統は「ネオニコチノイド系」の薬剤となります。
クロチアニジンの効果としては、
対象となる虫は神経伝達経路(ニコチン性アセチルコリン受容体)に直接作用して、神経を麻痺させることで白蟻は死に至ります。
一方、当社で使用する「アルトリセット」は
有効成分が「クロラントラニリピロール」となり
薬剤の系統は「ジアミド系」の薬剤となります。
クロラントラニリピロールの効果としては、
対象となる虫の筋肉を収縮させて動けなくします。
白蟻においては、あごの部分に有効成分が蓄積され、あごの筋肉が麻痺していくことで木を食べること出来なくなり、結果として、餌を食べれなくなることで死に至ります。
また、薬剤に触れてもすぐには死に至らない利点として、薬剤に触れた白蟻が有効成分を巣へ持ち帰り、
互いをなめ合い綺麗にする(「グルーミング」と言います)ことで、
他の白蟻へ薬剤効果が広がり、最終的に、巣ごと根絶することが可能となります。
■有効成分の対象となる害虫■
それぞれの有効成分が、どの虫に効いて、
逆に、どの虫には効かないということに関しては
下記にてご説明いたします。
まず、クロチアニジンは
鱗翅目(チョウや蛾等)、
双翅目(蚊やハエ、ブユ等)、
半翅目(カメムシやセミ、アメンボ、タガメ等)、
甲虫目(カブトムシやゲンゴロウ、てんとう虫)、
アザミウマ目、そして、シロアリ類やノミ類などに効果があると言われています。
一方、クロラントラニリピロールは、
鱗翅目、一部の甲虫目や半翅目、そして、シロアリ類に効果があり
逆に、アザミウマや双翅目には効果がほぼないか、皆無だそうです。
ただし、これは研究や成分試験において、
一定量の有効成分を一部の対象害虫へ投与した結果であり
「害虫」と呼ばれる、全ての種に行ったものではありません。
また、実際に有効な成分量は個体のサイズに合わせた量が必要となりますが
白蟻と、ゴキブリやムカデなどでは個体の大きさが全く違います。
他にも、
摂取方法(個体に直接吹き付けるのか、処理した上を通るだけなのか、散布したものを食べるなどして口から接種するのか)でも効果は大きく変わって参ります。
そのため、一概に
「どの虫に、どれだけの効果がある」といった説明は難しいかと思います。
もし、保証満了時などの点検において
「白蟻以外の害虫にも効果がある」
もしくは
「白蟻以外の害虫が死んでいるので前回撒いた白蟻の薬の効果が切れている」
と、ご説明を受けたことにより
保証継続の白蟻防除処理にて「白蟻以外の害虫への効果」をご希望されている場合には、
ご説明されたこれまでの業者様にて、
特別な成分濃度、もしくは、処理方法にてされている可能性もございますので
引き続き、同様の薬剤および処理内容にて施工していただくことも、選択肢のひとつかと思います。
前メールの繰り返しともなりますが
当社にて、白蟻防除としてアルトリセットを使用して処理する場合、
処理箇所を通っただけの場合において
「白蟻以外の害虫(ゴキブリやムカデ、ダンゴムシ)を防除する効果はない」とお考えいただければ幸いです。
■最後に■
文章だけでは、伝わり難い箇所も多々あるかと思います。
詳しい内容について、ご訪問時に
直接担当よりご説明させていただくことも可能でございますので
お手隙の際に、初回点検のご予約をいただければ幸いでございます。
顧客サポートチーム
- 当社からの回答 -
今回、当社の防除施工士(作業担当者)による見解も含め長文となってしまいますが、
ひとつずつご回答させていただきたいと思います。
■ガントナーMCとアルトリセットの違い■
ガントナーMCでしたら、
有効成分は「クロチアニジン」となり
薬剤の系統は「ネオニコチノイド系」の薬剤となります。
クロチアニジンの効果としては、
対象となる虫は神経伝達経路(ニコチン性アセチルコリン受容体)に直接作用して、神経を麻痺させることで白蟻は死に至ります。
一方、当社で使用する「アルトリセット」は
有効成分が「クロラントラニリピロール」となり
薬剤の系統は「ジアミド系」の薬剤となります。
クロラントラニリピロールの効果としては、
対象となる虫の筋肉を収縮させて動けなくします。
白蟻においては、あごの部分に有効成分が蓄積され、あごの筋肉が麻痺していくことで木を食べること出来なくなり、結果として、餌を食べれなくなることで死に至ります。
また、薬剤に触れてもすぐには死に至らない利点として、薬剤に触れた白蟻が有効成分を巣へ持ち帰り、
互いをなめ合い綺麗にする(「グルーミング」と言います)ことで、
他の白蟻へ薬剤効果が広がり、最終的に、巣ごと根絶することが可能となります。
■有効成分の対象となる害虫■
それぞれの有効成分が、どの虫に効いて、
逆に、どの虫には効かないということに関しては
下記にてご説明いたします。
まず、クロチアニジンは
鱗翅目(チョウや蛾等)、
双翅目(蚊やハエ、ブユ等)、
半翅目(カメムシやセミ、アメンボ、タガメ等)、
甲虫目(カブトムシやゲンゴロウ、てんとう虫)、
アザミウマ目、そして、シロアリ類やノミ類などに効果があると言われています。
一方、クロラントラニリピロールは、
鱗翅目、一部の甲虫目や半翅目、そして、シロアリ類に効果があり
逆に、アザミウマや双翅目には効果がほぼないか、皆無だそうです。
ただし、これは研究や成分試験において、
一定量の有効成分を一部の対象害虫へ投与した結果であり
「害虫」と呼ばれる、全ての種に行ったものではありません。
また、実際に有効な成分量は個体のサイズに合わせた量が必要となりますが
白蟻と、ゴキブリやムカデなどでは個体の大きさが全く違います。
他にも、
摂取方法(個体に直接吹き付けるのか、処理した上を通るだけなのか、散布したものを食べるなどして口から接種するのか)でも効果は大きく変わって参ります。
そのため、一概に
「どの虫に、どれだけの効果がある」といった説明は難しいかと思います。
もし、保証満了時などの点検において
「白蟻以外の害虫にも効果がある」
もしくは
「白蟻以外の害虫が死んでいるので前回撒いた白蟻の薬の効果が切れている」
と、ご説明を受けたことにより
保証継続の白蟻防除処理にて「白蟻以外の害虫への効果」をご希望されている場合には、
ご説明されたこれまでの業者様にて、
特別な成分濃度、もしくは、処理方法にてされている可能性もございますので
引き続き、同様の薬剤および処理内容にて施工していただくことも、選択肢のひとつかと思います。
前メールの繰り返しともなりますが
当社にて、白蟻防除としてアルトリセットを使用して処理する場合、
処理箇所を通っただけの場合において
「白蟻以外の害虫(ゴキブリやムカデ、ダンゴムシ)を防除する効果はない」とお考えいただければ幸いです。
■最後に■
文章だけでは、伝わり難い箇所も多々あるかと思います。
詳しい内容について、ご訪問時に
直接担当よりご説明させていただくことも可能でございますので
お手隙の際に、初回点検のご予約をいただければ幸いでございます。
顧客サポートチーム